野遊び(2)

hidesun(英寸)

2011年03月08日 21:41


春いちばんのめぐみ 野草、花摘みの風習

春の野山には、太陽の光をいっぱい浴びた鮮やかな花が咲きそろいます。春の野遊びには皆で飲食をして楽しむとともに、藤やつつじ、石楠花(しゃくなげ)などを愛(め)でる習わしがありました。豊かな実りを感じさせるものとして花を手折り、持ち帰って鑑賞していました。
また、野遊びのときに野草を摘む風習も各地でみられます。現在でも春の行楽として、かごなどを持って、蕗の薹(ふきのとう)、土筆(つくし)、蓬(よもぎ)、ぜんまい、芹(せり)、嫁菜などを摘み、おひたしやてんぷら、ねりみそなどの和え物にして食べたりします。昔の人々にとって、雪解けとともに芽を出す野草は貴重な食材で「春は苦味から」といわれるように、苦味のあるものを春に食べておくと体によいとされていました。

 Japan Graffiti sakai1574 SIM - 大神稲荷 
春の訪れを迎えようとしている堺SIMです。
撮影場所:大神稲荷
和の暦