五月雨

hidesun(英寸)

2013年05月26日 00:18


五月雨(さみだれ、さつきあめ)。
「さみだれ」の「さ」は田植えの古語で、古来の田植えの時期(現代の農法よりやや遅く6月ごろ)を意味し、「早苗(さなえ)」「五月(さつき)」の「さ」と同語源。「みだれ」は「水垂れ」で雨の意。




陰暦5月ごろに降りつづく長雨。梅雨。つゆ。さつきあめ。





梅雨は時候を表し、五月雨は雨を表す。
「 さつきあめ 」または「 さみだるる 」と詠まれる。







五月雨恋歌

密かに紡ぎ、ともに寄り添い 一夜限りの過ちに
流されるまま、満たされぬまま、口づけを重ねても

雨は詠う、水無月の空 葉を濡らしてゆく、手毬花
ゆらりゆられ、揺れる思いは 五月雨に隠した 袖時雨

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