hidesun(英寸)
2010年10月14日
20:20
かぐや姫が身にまとっている十二単(じゅうにひとえ)とは、平安時代の10世紀
から始まる女性貴族用の正装である。 平安装束のひとつ。
単の上に袿を一枚一枚重ね、最後に裳 ・唐衣を纏い、檜扇を片手で、十二単の完
成です。
MilkyHouseより
布(素材)は、全て、極上の 「絹」 を使用していました。最極上の布はお隣中国
(唐)からのインポート素材。
金糸・銀糸入りの刺繍を施された布 山繭(自然界に生存する蚕)など一切混入
していない正絹の絹布。
正絹(すずし) 練絹(ねりぎぬ)(絹布をより柔らかく仕上げる加工後の布) 羅
(うすもの)と呼ばれた 薄い絽・紗の布 織りで文様を表現した数々の柄布々
摺り物と云われるプリントも有った模様です。
MilkyHouseより
色は、今の時代と比して遜色がないと考えられます。
この時代(とき)は、染色用の原料が豊富でないものですから、同じ赤 (紅) を
染めるにしても、 その時々の空間模様 (気温・水・材料・染め師さんのスキル
等々) により、 異なる赤 (紅) が出現する事になる分、自動的に色数が多くな
ります。
このみやびの世の特出は 「色名」 です。みやびの時空間でしか生まれないと
思われる表現。
春夏秋冬の十二単の様に、季節毎に各々着こなし、
更に、憎い程お洒落なのは、季節中にも時の経過を表現しています。
襲色目 (複数袿の布色のカラーバリエーションの総称) の時の流れ
春・・・柳桜→桜重→樺桜→松桜→桜躑躅 →躑躅→山吹
秋・・・菊重→裏菊→うつろひ菊→ 楓紅葉→紅もみじ→黄櫨紅葉→
散紅葉
MilkyHouseより
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