ソラマメブログ › 【 黒衣 】 › 和文化 › 万葉集

2015年09月22日

万葉集


鳴る神の 少し響(とよ)みて さし曇り  雨も降らぬか 君を留めむ

(雷神の音がかすかに響いて、空も曇って雨も降ってこないかしらねえ。そうすれば、あなたのお帰りを引き留めましょうに。)

万葉集

返歌
鳴る神の 少し響みて 降らずとも 我(わ)は留まらむ 妹(いも)し留めば

(雷神の音がかすかに響いて、雨が降らなくても、私は留まりますよ。あなたが引き留めるならば。)

万葉集



"rain-002" ORIGINAL UPLOADED BY hidesun- memories.



"rain-001" ORIGINAL UPLOADED BY hidesun- memories.



『 万葉集 』

いつ誰によって編集されたか正確には分かっていません。
序文も跋文もなく、同時代のほかの文献にも『万葉集』について書かれたものがないからです。

作歌年月が明記されている歌で最も新しいのは、天平宝字3年(759年)正月一日の大伴家持の作です。したがって、今の形の『万葉集』が759年以降に成立したのは間違いありません。それでは、それ以後のいつであるかとなると、平安時代初期まで下る説もあってはっきりしません。だいたい奈良時代の末と見る説が有力となっています。


「万葉」の意味については、「万(よろず)の言(こと)の葉」(多くの歌)とするものと、「万代・万世」(多くの時代にわたる)とするものの二説に大別されます。しかし、「葉」を「言葉」の「葉」の意味に用いるようになったのは平安中期以後であるのに対し、「葉」を「代」「世」の意味に用いた例は、上代の文献にしばしば見られ、また中国の用例にもあるため、今では後者の説が定着しています。

【 古典に親しむ 】より抜粋

万葉集

http://maps.secondlife.com/secondlife/Milky%20House02/15/236/29



同じカテゴリー(和文化)の記事画像
ご祭神
新年のご挨拶
大晦日(おおつごもり)
神社参拝
納めの不動
白狐(びゃっこ・はくこ)
同じカテゴリー(和文化)の記事
 ご祭神 (2018-01-02 08:34)
 新年のご挨拶 (2018-01-01 01:32)
 大晦日(おおつごもり) (2017-12-31 10:09)
 神社参拝 (2017-12-30 13:20)
 納めの不動 (2017-12-27 18:41)
 白狐(びゃっこ・はくこ) (2017-12-26 19:22)

Posted by hidesun(英寸) at 07:03│Comments(0)和文化
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。