花曇

hidesun(英寸)

2013年03月29日 19:30


桜の花の咲く頃は天気が短い周期で変化し、良く晴れていると思っていてもすぐに薄雲が流れてきて太陽がカサを被ったりします。 このような曇り空の事を 「 花曇 (はなぐもり) 」といいます。



【 花曇 】

二人のあどけない恋は
想う程お互いを傷つけて
溢れ出す幼い心を
ぶつける事しか出来なくて

雨に消えた愛の欠片は、この胸の中で
今もそっと眠り続ける

こうして 僕らは大人になっていく
数えきれない切なさ噛みしめて
涙は風に 心は前に
震える足元を踏みしめて 

こうして 僕らは大人になっていく
数えきれない別れを繰り返して
ひとつ覚えて ひとつ無くして
譲れぬものはこの胸に秘めて

そうして 月日は巡り巡っていく
時にとまどう僕らを笑うように
雨が上がれば また花は咲く
見上げた空の色は あの日のまま





大神稲荷神社 場所