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2011年04月04日

祈り(神道)

神道(古神道・神社神道・皇室神道など全て)において祈りとは「神事」であり、祭り・祀り・奉りや、神殿・社や碑・塚の建立などを含め以下の通りとされるが、重複するところがある。
祈り(神道)
撮影場所:大神稲荷

人の営みや自然環境としての神への祈り
自然に対する感謝や畏怖や畏敬。
祖先崇拝に限らず人や動物など命をなくしたものや、道具などの人工物が役目を終えた後の慰霊や感謝。
勤しみ(いそしみ)の神聖視とその具現化である職業神事。

神々と人の交流としての祈り
神域(常世・とこよ)と人の住む世(現世・うつしよ)との交流や遮断を司る祭礼。
神和ぎ(かんなぎ・かむなぎ・かみなぎ)という神を鎮める行為としての祈り。
巫(かんなぎ)といわれる神との交信。
人により行われるが、神による運命の決定である「占い」

個人的な神への祈り
人による神への招福祈願、厄除祈念。

神社神道においての祈りとは、巫(憑依・かんなぎ)であり、神なぎ(神を鎮め、和やかにする祈り)でもあるが、古神道では憑依もなく神職でない者でも、神なぎ(かんなぎ・神和ぎ・神薙ぎ・神凪とも表記)はおこなわれる。端的にいえば、巫は憑依することにより神に寄り添う行為であり、神事・神託でもある。このことが、神職を生業とする神主や巫女が、祝詞や神楽(神に奉げる若しくは神と一体となる舞踊り)を日常とする所以であるといえる。
古神道では庶民が、磐座や祠や塚や道祖神や地蔵や日の出や時として慈雨に手を合わせたり、お供え物を奉げる日常が「かんなぎ・祈り」であるといえる。そして、時代の変遷とともに神職や庶民でない芸能に携わるものの芸である、太神楽や能楽や曲芸やお笑い芸なども神事や「かんなぎ」とされ、一般的な地域振興や普請としてのいわゆるお祭りや興行においても、福男・福娘や「弓矢の神事」の射手に選ばれた者や、皇室神道での奉納という神事であった大相撲の力士も巫(かんなぎ)として神職の意味をもち、そのほかの民間信仰としての古神道とともに現在に息づいている。

神道においては、神への日常的な祈りは「拝む」と形容されることが多く、参拝や礼拝が行われる。この際、お辞儀をして拍手を打つ二拝二拍手一拝を行うことが最も一般的である。時には神前への玉串奉奠などが行われる。改まって利益や加護を願う場合は、祈祷・祈願などを行い、その際は神職による祝詞の奏上や祓などが行われる。

祈願祈念
五穀豊穣、大漁追福、商売繁盛、家内安全、無病息災、安寧長寿、夫婦円満、子孫繁栄、祖先崇拝、豊楽万民、天下泰平の招福祈願、厄除祈念や「払い清め」や「ハレ{天気ではなく天晴れ(あっぱれ)や晴れ晴れとした気持ちの「晴れ」をさす}」に纏わることなど多岐に渡る。具体的なものとしては、参拝だけでなく祭礼や縁日や市などの神社の参道や境内や鳥居前町におい行われる歴史的、文化的な祭りも祈願である。
祈願祈念のために行われる行為。
神楽
絵馬

市(定期市)・縁日・会日
(祈りwiki)
祈り(神道)
【 みるきー舞姫睦月公演 奉納舞 】

● キャプチャソフト : Bandcam / HD youtube動画
● 撮影日 : 1月30日(日)
● 撮影場所 : Eleanor's land



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Posted by hidesun(英寸) at 21:45│Comments(0)神社
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