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2011年09月23日

桔梗



万葉集のなかで秋の七草と歌われている「朝貌の花」は本種であると言われている。絶滅危惧種である。

根は太く、黄白色。高さは40-100cm程度。葉は互生で長卵形、ふちには鋸歯がある。下面はやや白みがかっている。つぼみの状態では花びら同士が風船のようにぴたりとつながっている。そのため "balloon flower" という英名を持つ。つぼみが徐々に緑から青紫にかわり裂けて6-9月に星型の花を咲かせる。雌雄同花だが雄性先熟で、雄しべから花粉が出ているが雌しべの柱頭が閉じた雄花期、花粉が失活して柱頭が開き他の花の花粉を待ち受ける雌花期がある。花冠は広鐘形で五裂、径4-5cm、雄しべ・雌しべ・花びらはそれぞれ5本である。なお、園芸品種には白や桃色の花をつけるものや、鉢植え向きの草丈が低いもの、二重咲きになる品種やつぼみの状態のままほとんど開かないものなどがある。



花の形から「桔梗紋」が生まれた。美濃の山県氏、土岐氏一族は桔梗紋を紋所にしていた事で知られている。明智光秀も土岐氏一族であり、桔梗紋を用いていた。 安倍晴明が使用した五芒星を桔梗印と呼び、現在の晴明神社では神紋とされている。

桔梗紋は、土岐悪五郎の「…水色の笠符吹流させ…」という『太平記』の記述が文献上に初めて現れる。この「水色の笠符吹流させ」というのが桔梗を表す。【桔梗wiki】


【 犬夜叉-桔梗- 】









  


Posted by hidesun(英寸) at 20:33Comments(0)草・木・花

2011年09月19日

かえで

カエデ(槭、槭樹、楓)とはカエデ科カエデ属 の木の総称。
モミジ(紅葉、椛)とも呼ばれるが、その場合は様々な樹木の紅葉を総称している場合もある。主に童謡などで愛でられるものはそれである。赤・黄・緑など様々な色合いを持つ為、童謡では色を錦と表現している。


もみじの語源は秋に葉が赤や黄色に色づき、変わっていく様子を古く「紅葉づ(もみづ)」と言った動詞から転じたことから由来しており、秋に冬支度する落葉前に色づく植物全般を総称して「紅葉づ」と行っていたようです。中でも葉の切れこみの深い赤ちゃんの手のようなイロハモミジ葉が大変美しく好まれ、鑑賞されたところから人の手を広げたか達の葉を代表してもみじと呼ばれるようになり、またカエデは「蛙手(かえるて)」が転じたものと言われ、カエルの水かきのある足の形のように切れ込みの浅い葉をカエデと呼ぶようになったと考えられています。しかし、このような区別は日本的な園芸上のことで、植物学的にはもみじもカエデも「カエデ」と言い、どちらも分類上カエデ科のカエデ属の植物です。もみじという科や属はありません。
カエデ科植物は日本を始め北半球に広く分布し、各地に自生しています。自生地の気候や地形、地質、海抜などの環境に適応して、葉の形や大きさ、葉色、樹形などの性質や形態が個々に変化、進化して雌雄同株、その中間の雌雄別株の品種や、また、熱帯にまで進出していったものは、落葉せずに常緑してしまった珍しいものなどバラエティに富んでいます。北米のサトウカエデ、ヨーロッパ産のプラタノイデス、ノルウェーカエデ、コブカエデ、中国産のトウカエデなど知られていますが、これに近い品種を含め、実に世界的にみても数多くの野生種が凝縮したように日本列島の中に自生し、特に日光国立公園の地域はカエデの自生する品種の密度が高いところで、秋の紅葉の名所といわれる由縁であります。



カエデもそうですが、もみじと呼ばれるカエデは日本の秋をまさに代表する植物です。これらの自生種の中からすぐれた色を出すものを拾い集め、より見ごたえのあるものや変わり葉の園芸品種を江戸時代から作りだし、栽培、コレクションされてきました。その中には秋の紅葉のよい品種と、芽吹きから初夏に鑑賞される春もみじとがあります。第二次世界大戦の時になくなってしまった品種もありますが、今日では品種を復元し、より美しい品種が沢山作られました。現在では、原種、園芸品種を合わせて四百種類以上になります。



もみじといえば、だれもが紅葉の名所を思い浮かべ秋の紅葉の美しさは多くの人々が絶賛するところです。あまりにも秋だけ鑑賞するものとの思いが強すぎて、他の季節の良さがほとんど知られていないのは残念なことです。秋の紅葉は冬に向かい気温が下がり、生長が止まって休眠する前に色づき即、落葉の季節に数日で引き継がれます。秋は動きのないとても静かで透き通った美しさであるのに対して、春のもみじは生長の始めとしてとても強く華やかな若々しい枝や花、葉を次々と繰り出す動きのある世界です。芽吹きは一日で葉色と葉の姿が大きく変化するのです。秋の紅葉は気温、湿度、日当たりなどの紅葉するための条件がそろわず色づかない地域もありますが、春のもみじはすべて一様にどこでも春になれば芽吹いて楽しませてくれます。


【 地獄少女 】


【 地獄少女 三鼎ED 】  


Posted by hidesun(英寸) at 21:17Comments(0)草・木・花

2011年09月18日

彼岸花

ヒガンバナは、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。クロンキスト体系ではユリ科。リコリス、曼珠沙華とも呼ばれる。


全草有毒な多年生の球根性植物。散形花序で6枚の花弁が放射状につく。道端などに群生し、9月中旬に赤い花をつけるが、稀に白いものもある。その姿は独特で、夏の終わりから秋の初めにかけて、高さ30 - 50cmの枝も葉も節もない花茎が地上に突出し、その先端に包に包まれた花序が一つだけ付く。包が破れると5 - 7個前後の花が顔を出す。花は短い柄があって横を向いて開き、全体としてはすべての花が輪生状に外向きに並ぶ。花弁は長さ40mm、幅約5mmと細長く、大きく反り返る。開花終了の後、晩秋に長さ30 - 50cmの線形の細い葉をロゼット状に出す。葉は深緑でつやがある。葉は冬中は姿が見られるが、翌春になると葉は枯れてしまい、秋が近づくまで地表には何も生えてこない。つまり開花期には葉がなく、葉があるときは花がない。





彼岸花(ひがんばな)の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来する。別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、というものもある。上記の飢餓植物としての面から一考する価値はあると思われる。別名の曼珠沙華は、法華経などの仏典に由来する。また、"天上の花"という意味も持っており、相反するものがある(仏教の経典より)。仏教でいう曼珠沙華は「白くやわらかな花」であり、ヒガンバナの外観とは似ても似つかぬものである(近縁種ナツズイセンの花は白い)。 『万葉集』にみえる"いちしの花"を彼岸花とする説もある。また、毒を抜いて非常食としている事もあるので、悲願の花と言う意味もあるが一般的には危険である。
異名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、はっかけばばあと呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われることもある。一方、欧米では園芸品種が多く開発されている。園芸品種には赤のほか白、黄色の花弁をもつものがある。日本での別名・方言は千以上が知られている。
また、韓国では夏水仙のことを花と葉が同時に出ることはないから「葉は花を思い、花は葉を思う」という意味で「相思華」と呼ぶのに、彼岸花も同じく花と葉が同時に出ることはないので彼岸花も相思花と呼ぶことが多い。日本では上記の「花と葉が同時に出ることはない」という理由から「葉見ず花見ず」とも言われる。【 彼岸花wikii 】


【 地獄少女画像 】


【 地獄少女 二籠ED あいぞめ 】

  


Posted by hidesun(英寸) at 20:33Comments(0)草・木・花

2011年01月23日

桜 (弐)


【 画像 MilkyHouse_SIM 】
日本の桜
日本で桜は最も一般的な花で、最も愛されている花である。サクラの花は往々にして葉が出そろう前に花が咲きそろいます。この「何もないところに花が咲く」という状態に、古来生命力の強さを感じたものと思われます。
日本最古の史書である『古事記』『日本書紀』にも桜に関する記述があり、日本最古の歌集である『万葉集』にも桜を詠んだ歌があります。平安時代に国風文化が育つに連れて徐々に桜の人気が高まっていきました。
江戸時代までには「花は桜木、人は武士」という言葉が成立しており、それまでに「花」=「桜」のイメージは日本で定着しました。また、桜の名所も次々と整備された。園芸品種の開発も大いに進み、さまざまな種類の花を見ることが出来るようになりました。江戸末期までには300を超える品種が存在するようになりました。また、江戸末期にはソメイヨシノが開発され、明治になって以降さらに多くの場所に桜が植えられていきました。このころには全ての階層の人々にとって花といえば桜となっていました。
春を象徴する花として日本人にはなじみが深く、初春に一斉に開花する特徴があり春を告げる役割を果たす。俳句の季語になっているほか、桜の開花予報、開花速報は春を告げる合図となっています。また、入学式を演出する春の花として多くの学校に植えられています。桜が咲いている季節がまさに春である。日本全土で全ての種類の桜が全て散り終わると晩春の季節となり、初夏がやってきます。

桜は春の象徴、花の代名詞として和歌、俳句をはじめ文学全般において非常に良く使われており、現代でも多くの音楽、文化作品が生み出されている。
伝統文化的作品では桜を人に見立てた西行桜などがあります。江戸時代の代表的俳人・松尾芭蕉は、1688年(貞享5年)春、かつて奉公した頃のことなどを思って次の句を詠みました。
【 さまざまの 事おもひ出す 桜哉 – 松尾芭蕉 】
音楽においては江戸時代の箏曲や、地歌をはじめとする三味線音楽に多く取り上げられています。一般に「日本古謡」とされる『さくらさくら』も、実は幕末頃に箏の手ほどきとして作られたものです。明治時代以降では滝廉太郎の歌曲『花』などが有名である。長唄『元禄花見踊』も明治以降の作であるがよく知られています。

 Japan Graffiti sakai1574 SIM内神社 : 大神稲荷 


 撮影場所:大神稲荷  


Posted by hidesun(英寸) at 21:35Comments(0)草・木・花

2011年01月22日

桜 (壱)


【Milky House_SIM画像】

サクラ(桜、櫻)はバラ科サクラ属サクラ亜属に分類される木であり、落葉広葉樹である。春に白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かせ、日本人に古くから親しまれています。
文化にも深くかかわっています。昔は緑が生え、稲作を始める時期に咲くため暦代わりに使われていました。平安時代以降は桜は花の代名詞のようになり、春の花の中でも特別な位置を占めるようになりました。和歌や俳句などでも良く取り上げられる題材であり、室町時代に成立した能の西行桜では桜が人を引き付けることが書かれています。現在でも多くの創作で取り上げられている。花を見ながら行われる宴会は花見として知られています。また、百円硬貨の表には桜がデザインされています。


「サクラ」の名称の由来は、一説に「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたものとされ、元来は花の密生する植物全体を指したと言われています。また他説として、春に里にやってくる稲(サ)の神が憑依する座(クラ)だからサクラであるとも考えられています。富士の頂から、花の種をまいて花を咲かせたとされる、「コノハナノサクヤビメ(木花之開耶姫)」の「さくや」をとって「桜」になった、とも言われています。(サクラwiiki)

 Japan Graffiti sakai1574 SIM内神社 : 大神稲荷 


 撮影場所:大神稲荷  


Posted by hidesun(英寸) at 21:35Comments(0)草・木・花