ソラマメブログ › 【 黒衣 】 › 草・木・花 › 桜 (弐)

2011年01月23日

桜 (弐)

桜 (弐)
【 画像 MilkyHouse_SIM 】
日本の桜
日本で桜は最も一般的な花で、最も愛されている花である。サクラの花は往々にして葉が出そろう前に花が咲きそろいます。この「何もないところに花が咲く」という状態に、古来生命力の強さを感じたものと思われます。
日本最古の史書である『古事記』『日本書紀』にも桜に関する記述があり、日本最古の歌集である『万葉集』にも桜を詠んだ歌があります。平安時代に国風文化が育つに連れて徐々に桜の人気が高まっていきました。
江戸時代までには「花は桜木、人は武士」という言葉が成立しており、それまでに「花」=「桜」のイメージは日本で定着しました。また、桜の名所も次々と整備された。園芸品種の開発も大いに進み、さまざまな種類の花を見ることが出来るようになりました。江戸末期までには300を超える品種が存在するようになりました。また、江戸末期にはソメイヨシノが開発され、明治になって以降さらに多くの場所に桜が植えられていきました。このころには全ての階層の人々にとって花といえば桜となっていました。
春を象徴する花として日本人にはなじみが深く、初春に一斉に開花する特徴があり春を告げる役割を果たす。俳句の季語になっているほか、桜の開花予報、開花速報は春を告げる合図となっています。また、入学式を演出する春の花として多くの学校に植えられています。桜が咲いている季節がまさに春である。日本全土で全ての種類の桜が全て散り終わると晩春の季節となり、初夏がやってきます。
桜 (弐)
桜は春の象徴、花の代名詞として和歌、俳句をはじめ文学全般において非常に良く使われており、現代でも多くの音楽、文化作品が生み出されている。
伝統文化的作品では桜を人に見立てた西行桜などがあります。江戸時代の代表的俳人・松尾芭蕉は、1688年(貞享5年)春、かつて奉公した頃のことなどを思って次の句を詠みました。
【 さまざまの 事おもひ出す 桜哉 – 松尾芭蕉 】
音楽においては江戸時代の箏曲や、地歌をはじめとする三味線音楽に多く取り上げられています。一般に「日本古謡」とされる『さくらさくら』も、実は幕末頃に箏の手ほどきとして作られたものです。明治時代以降では滝廉太郎の歌曲『花』などが有名である。長唄『元禄花見踊』も明治以降の作であるがよく知られています。

 Japan Graffiti sakai1574 SIM内神社 : 大神稲荷 


 撮影場所:大神稲荷



同じカテゴリー(草・木・花)の記事画像
桔梗
かえで
彼岸花
桜 (壱)
同じカテゴリー(草・木・花)の記事
 桔梗 (2011-09-23 20:33)
 かえで (2011-09-19 21:17)
 彼岸花 (2011-09-18 20:33)
 桜 (壱) (2011-01-22 21:35)

Posted by hidesun(英寸) at 21:35│Comments(0)草・木・花
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。