ソラマメブログ › 【 黒衣 】 › 2012年07月14日

  

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2012年07月14日

スターリーテイルズ

全国のプラネタリウム上映中 「 スターリーテイルズ 」
CGアーティストKAGAYAが描く、宇宙と神話の世界。それは神々と人類の壮大な物語から始まる。


時代をこえて、伝えられるものがある。
ギリシャ神話の名作、「オウィディウス「変身物語」の冒頭をモチーフに、神々と人々の繋がりを描き、正義の女神アストライアが語ったメッセージは未来へと続いて行く。



千年たってもわたしたちなじみの恒星の配列はそのまま残っているだろう。しかし、それを見上げる人間はそこにいるだろうか。
人類が今直面している問題だけでなく、千年の間にはわたしたちには想像もつかないような危機が訪れるかもしれない。それらを解決して、星座を見上げるべき人間が生き延びていなければならないのだ。
さらに、人間が残っているだけでは星座は残らないかもしれない。
千年の間、星座という文化を伝えていけるだけの教養と情緒を持ち続け、また、未来の夜空は人工光で昼のように照らされず、自然の暗さを保っていなければならない。そうでなければ、星座はたちまち過去のものとなってしまうだろう。
本編の千年後の未来、気配はするものの、人の姿は見えない。その有無がみなさまへの問いだ。


【 -水樹奈々ナレーション&女神アストライア- 

わたしは「正義」という言葉が鍵をにぎっていると思う。
神話によると、現代は正義が失われた鉄の時代が続いている。この時代に生まれたわたしたちにとって、一人一人が本当の「正義」を判断することは難しい。だから英知を集結して話し合い、思いやりと科学の力で模索していくべきではないだろうか。
ときには星空を見上げ、宇宙の中の人類のありかたを確かめる必要もあるだろう。
人類が今の時代を乗り越え、新たな神話を作るとき、地上で再び「正義(アストライア)」が微笑むのかもしれない。
そんな未来を願うばかりである。
  


Posted by hidesun(英寸) at 20:32Comments(0)神話