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2013年05月05日

こいのぼり

こいのぼりの由来


Nagasaki-Bakumatsu SIM

室町時代末期には、端午の節句に家紋を染めたのぼり旗を飾る風習があったようです。 この幟が民衆に広がったものが、節句幟・武者幟と呼ばれるもので、江戸時代中期頃までは、こいのぼりはまだ存在していませんでした。 節句幟の中でも、よく描かれていた中に、鯉の滝登りの絵柄があります。 立身・出世の図柄で、中国の黄河上流にある竜門に泳ぎ登ることのできた鯉だけが、昇天して龍に化するという、中国の登竜門伝説を元にした絵柄です。 これがやがて大型の吹流しタイプであるこいのぼりへと変化していきました。 鯉幟こいのぼりが吹流しの形状であるのにも関わらず、幟のぼりと呼ばれる由縁は、こうした背景にあります。


Sayopiyoさん こいのぼり

江戸中期には和紙に鯉の絵を描いたものが飾られるようになり、大正時代には破れない綿製のこいのぼりが生まれ、 昭和に入り、現在のような雨にぬれても色落のしない鯉のぼりが確立されていきました。 こいのぼりが生まれた当初は、真鯉のみを揚げていましたが、明治時代からは真鯉と緋鯉の対で揚げられるようになり、昭和に入ると、こいのぼりは家族を表すものとして子鯉(青鯉)が飾られるようになってきました。 現在では緑、紫、ピンク、オレンジといった鯉も登場し、女の子も含め家族全員の分の鯉を揚げるのが一般的になってきたようです。


Sayopiyoさん こいのぼり




※ ご挨拶 ※ 

昨晩は、着物新作発表イベントに沢山の方のお越しいただきました。

本当にありがとうございました。

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大神稲荷神社  


Posted by hidesun(英寸) at 09:53Comments(0)和文化