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2011年06月09日

SAYURI-映画-

『SAYURI』(Memoirs of a Geisha)は、2005年のアメリカ映画。監督はロブ・マーシャル、主演はチャン・ツィイー
SAYURI-映画-
1929年、世界恐慌の折、貧しい漁村の9歳の少女、千代が京都・祇園を模した架空の町の花街の置屋に売られ、厳しい生活の中で人気芸者に成長していく姿を描いている。第二次世界大戦へ向けて戦時色が強まってゆく日本を背景に、戦争、敗戦といった社会の変化によって影響される人生を表現しています。

SAYURI-映画-

日本人から見る作品としては「ちょっと変」というレベルではあります。出演者・主人公、多くの人々が、中心人物を日本人が演じていないことの批判が出ました。このキャスティングは中国のインターネット・コミュニティーで物議を醸しました。中国政府と一部の煽動により反日感情が伴って喜ばしく思わない人々がいたのですが、特に芸者を売春婦と誤解していることも原因のひとつです。

昔の中国には、芸者と同様の職業が存在しています。彼女たちは芸術、文学、歴史、社会慣習に通じていました。売春宿に住んではいたが、体を売って生活していたわけではなく、音楽やチェス、書画などで男性のゲストをもてなしていたのです。中国語ではこれを"賣藝不賣身(体の代わりに芸を売る)"と呼びます。彼女たちは高度に洗練され、名声がある一方、日本の芸者のような地位を得ることはなく、この文化の違いに馴染んでいない人々が、芸者を否定的に誤解したのです。
これは、芸者に対する中国語の名称で説明されます。日本語では"芸者"と書かれるが、中国語では"藝伎/艺伎"と書かれます。しかし、多くの人が、故意ではないにしろ、"藝妓/艺妓"と書くこの二つの非常によく似た文字 "伎" と "妓" の現代中国語のおける違いは、前者が芸術、技術の専門家を意味し、後者は売春婦を意味する点にあります。この為、中国での反日感情を煽るとの理由から中国での同映画の上映中止が決まってしまいました。

「中国人女優への芸者からの贈り物」・・・SAYURI_wikiより
この映画のプロモーションで東京を訪れたチャン・ツィイーは、かつて芸者をしていた年配の日本人女性から包みと手紙を受け取った。手紙には彼女が映画の予告編を見て、彼女と彼女の友人に古き良き思い出を思い出させてくれることを期待しているということが書かれていた。包みの中には非常に優美な着物が入っていた。チャン・ツィイーはとても感動し、涙を流し、この女性に上映初日の招待状を送った。さらに彼女への感謝の意を表すために、このうちの一着を着ることを約束した。

この映画、渡辺謙さんも主人公が思いを寄せる「会長さん」を感じよく演じています。そしてなんといっても主人公・さゆりを演じたチャン・ツィーがとても美しいです。 

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Posted by hidesun(英寸) at 21:22│Comments(0)洋画
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