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2011年06月30日

陰陽道②

過去にも陰陽道には触れていますが、再び綴ってみます。
陰陽道②
陰陽道②
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陰陽道
簡単に説明すると「古代中国の陰陽五行説の思想に基づいて天文・暦法・占術などの学問的なものから天人相関思想による祥瑞災異などの思想、あるいは呪術・祭祀に至るまでを包括したもので、日本において体系化されたもの。」と定義することができます。
陰陽五行説については別に項目を作って詳しく説明いたしますが、陰陽説と五行説という二つの哲学的な思想が合体したものです。それぞれについて簡単に説明すると次のようになります。

●陰陽説とは
陰(日陰を意味する)と陽(日向を意味する)に大別される相対する2つの気(潜在的活力)が和合・循環することで万物の生成・消滅などの変化をもたらすとして説明する原理を指します。  
「易」に由来する陰陽説は宇宙生成論の一種と言えます。万物を能動的・昂進的状態である「陽」と受動的・沈静的状態である「陰」の二つに大別し、それらが和合・循環することで万物の生成・消滅といった変化が発生すると考えます。 また、先に陰陽に大別すると述べましたがこの分類は絶対的なものではなく、万物の置かれている状況に応じて(つまり相対的に)変化します。

●五行説とは
ものの多様性とその変化の順序を統一あるものとして説明する原理を指します。 木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)の五つの気によって森羅万象の生成・変化を説明します。
自然界や人間社会の諸現象など森羅万象の生成・変化を説明する原理で、木・火・土・金・水という五つの要素を考えます。要素ということからわかるように「木」とはいわゆる木そのものを指すのではなく、草木の生長・発育を行う不思議な力を指しています。そういった力を「気」と呼んでいます。他の要素も同様に考えます。これらの気が循環することで森羅万象の生成・変化が行われるという考えです(五行の「行」という字には「巡る・運行」という意味あります)。
陰陽五行は初めは四季の変化を説明するのに使われたようです。それによると、 この世の初めは何も区別できない混沌とした状態(太極)だったが、その中から軽く澄んで暖かい気((陽気)が上昇して「天」に、重く濁って寒い気(陰気)が下降して「地」になり、この陰陽二気は一年という周期をもって消長し、その間に木・火・土・金・水という五つの気が生じ、これらも消長することで四季の別ができる、と考えたようです。
陰陽道②



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Posted by hidesun(英寸) at 21:05│Comments(0)陰陽道
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