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2011年08月10日

お盆

お盆の正式名称は[盂蘭盆会・うらぼんえ]と言います。先祖の精霊を迎え追善の供養をする期間を「お盆」と呼びます。
お盆

古くからの農耕儀礼や祖霊祭祀などが融合して伝えられてきたのが日本のお盆です。
お盆の習わしも、地域や宗教・宗派によって、あるいは時代によって、 さまざまに形を変えながら伝えられてきました。 その意味では、これが絶対に正しいという決まりはありません。
しかし、親族が一堂に会し、先祖や故人を偲び、今日ある自分をかえりみるという、 お盆の根幹をなす理念は、千古の昔から変わらないものだといっていいでしょう。

江戸の時代、お正月とお盆には奉公人が休みをとって実家に帰ることが出来る時期で、これを「藪入り」と称しました。当時は、仕事を見習うために、職人・商人ともに、十三・四歳頃から師匠や商家を選んで丁稚奉公にでたものです。丁稚たちは例年、正月の薮入りに主人から衣類万端与えられ、小遣いをもらって親許へ帰ります。

日本の「お盆」は、仏教の盂蘭盆(ウランバナ)が藪入り(やぶいり)に結びついて、現代に伝えられたものです。先祖の霊が帰ってくる日ということで、親戚一同が集まってお迎えし供養します。故郷を離れている人も帰郷する人も多いことでしょう 。日本のお盆行事は、家族や一族があつまりご先祖を供養し、亡くなられた人をしのぶ行事として行なわれます。家族や一族が集まり、故人の思い出を語り合うことは大変に意義ある素晴らしい風習であると思います。

お盆の日にちは地方によって異なります。
東京など都市部では、7月13日~16日(4日間)に行うことが多いようです。
地方では、8月13日~16日(4日間)
※日付に関しては始めと終わりが多少異なることはあっても15日を含むことは変わりがありません。

● 迎え火 :盆の入り(13日)の夕方、家の前で火を焚き祖先の霊を迎える。これが迎え火。
迎え火の変形として有名なのが盆提灯です。門前に吊された提灯は、祖霊がやってくるための目印であり、またその家の中に祖霊が滞在しているしるしであるとされ鎌倉時代からこの盆提灯の風習は行われています。
● 送り火 :家に迎えた精霊を今度は送り火をたいてお墓に帰っていただきます。迎え火をたいた同じ場所で16日(又は15日)オガラをつみ重ねて送り火をたきます。京都の夜を美しく彩る大文字焼はこの送り火の名残であるとされます。精霊流しや灯籠流しなどで霊を迎えたり送ったりする地方や宗派もあります。
※ 夏祭りのメインイベントの打ち上げ花火は元来、精霊送りの行事であったとされています。
お盆
次回、みるきー舞姫の(第二回目)の公演の日は、8月21日(日)となります。

”闇に舞い、光を解き放て”


【 みるきー舞姫 2011年夏公演 告知動画 】





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Posted by hidesun(英寸) at 21:19│Comments(0)和の暦
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