2012年10月08日
黄櫨染(こうろぜん)
黄櫨染とは、世界が紫を最高位の色と定める歴史の中にあり、ひっそりと衣の内に光る太陽の染を最高の色とした日本人の美徳。 天皇の御袍にのみ用いられる黄櫨染(こうろぜん)は天皇以外誰も使用することが出来ない絶対禁色であると言われていました。

世界最高の染と色
古来より貝紫(帝王紫:ていおうむらさき)を用いた染は、世界一の染と言われており、紀元前より世界の王族がこぞって着用していました。
日本においても、聖徳太子の時代に定められた位階制度、冠位十二階により「紫」が最高位の色と位置づけられ、都が奈良から京に、時代は桓武天皇の平安へと移っても、平城天皇の時代までは紫を高貴な証と定めていました。
しかし嵯峨天皇の時代に入り、突如、日本だけが『黄櫨染(こうろぜん)』を最高位の色(染)と定めることになります。

天皇だけに許された染
日本紀略によれば、弘仁11年(820年)2月、嵯峨天皇の詔により黄櫨染は、天皇だけが即位の大礼や大嘗祭など、重要な儀式の際にのみ着用できる第一礼装となり、以来、歴代天皇陛下だけに許される最も厳格な絶対禁色と定められました。
歴代天皇がお召しになった黄櫨染は、秘仏の聖徳太子像がお召しになり、その後、代々の黄櫨染と共に京都・広隆寺に保管されるため、皇室の中でも天皇側近のごく限られた人にしかその染は知れることがなく、一般の人が目にできる機会も少なかったことから、黄櫨染は、世界に広く知らしめた貝紫の染に対し、隠れた染と称されています。
また最高位の色が「紫」から黄櫨染に変わったことも大きな謎であり、研究の起点にもなっていました。
夢黄櫨染(ゆめこうろぞめ)
世界各国が貝紫による染を世界一と称する中にあり、太陽の光によって色が変化する「黄櫨染(こうろぜん)」を最高位の色と定めた日本。
太陽の光によって染色が変化する日本最高位の染「黄櫨染(こうろぜん)の御袍(ごほう)」にあります。平安時代初期、「黄櫨染」は、嵯峨天皇の詔により「天皇のみが第一礼装として着用する御袍」と定められ、それ以降、約1200年の長きにわたり、天皇側近の少数の人々以外の目に触れる機会がなく、正確な染色法も一般には知られていないことから、染の世界では「幻の染」と呼ばれていました。

夢黄櫨染という名前は、現在も天皇陛下が黄櫨染(こうろぜん)を第一礼装としてお召しになっておられることから、そのままお使いさせていただくのもおこがましく、奥田祐斎の「日本独自の芸術文化を昇華させて行きたい」という夢を一つ叶えていただいたお礼の意を込めて「夢黄櫨染(ゆめこうろぞめ)」とさせていただいています。


大神稲荷神社
http://slurl.com/secondlife/JAPAN%20GRAFFITI%20Sakai1574/150/122/33

世界最高の染と色
古来より貝紫(帝王紫:ていおうむらさき)を用いた染は、世界一の染と言われており、紀元前より世界の王族がこぞって着用していました。
日本においても、聖徳太子の時代に定められた位階制度、冠位十二階により「紫」が最高位の色と位置づけられ、都が奈良から京に、時代は桓武天皇の平安へと移っても、平城天皇の時代までは紫を高貴な証と定めていました。
しかし嵯峨天皇の時代に入り、突如、日本だけが『黄櫨染(こうろぜん)』を最高位の色(染)と定めることになります。

天皇だけに許された染
日本紀略によれば、弘仁11年(820年)2月、嵯峨天皇の詔により黄櫨染は、天皇だけが即位の大礼や大嘗祭など、重要な儀式の際にのみ着用できる第一礼装となり、以来、歴代天皇陛下だけに許される最も厳格な絶対禁色と定められました。
歴代天皇がお召しになった黄櫨染は、秘仏の聖徳太子像がお召しになり、その後、代々の黄櫨染と共に京都・広隆寺に保管されるため、皇室の中でも天皇側近のごく限られた人にしかその染は知れることがなく、一般の人が目にできる機会も少なかったことから、黄櫨染は、世界に広く知らしめた貝紫の染に対し、隠れた染と称されています。
また最高位の色が「紫」から黄櫨染に変わったことも大きな謎であり、研究の起点にもなっていました。
夢黄櫨染(ゆめこうろぞめ)
世界各国が貝紫による染を世界一と称する中にあり、太陽の光によって色が変化する「黄櫨染(こうろぜん)」を最高位の色と定めた日本。
太陽の光によって染色が変化する日本最高位の染「黄櫨染(こうろぜん)の御袍(ごほう)」にあります。平安時代初期、「黄櫨染」は、嵯峨天皇の詔により「天皇のみが第一礼装として着用する御袍」と定められ、それ以降、約1200年の長きにわたり、天皇側近の少数の人々以外の目に触れる機会がなく、正確な染色法も一般には知られていないことから、染の世界では「幻の染」と呼ばれていました。

夢黄櫨染という名前は、現在も天皇陛下が黄櫨染(こうろぜん)を第一礼装としてお召しになっておられることから、そのままお使いさせていただくのもおこがましく、奥田祐斎の「日本独自の芸術文化を昇華させて行きたい」という夢を一つ叶えていただいたお礼の意を込めて「夢黄櫨染(ゆめこうろぞめ)」とさせていただいています。


大神稲荷神社
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Posted by hidesun(英寸) at 19:32│Comments(0)
│伝統色
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