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2010年10月08日

かぐや姫

かぐや姫

お月見という風習の起源は、「かぐや姫」のようです。
かぐや姫(竹取物語)から一つの風習が生まれました。

かぐや姫
Milkyhouse 十二単 樺桜 

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竹取物語

竹取の翁が光る竹から女の子を見つけました。
その女の子は、3ヶ月で成人し、とてもとても美しい女性になりました。
その噂はあっという間に都に広まり、沢山の求婚者が現われます。
しかし、かぐや姫は無理難題を要求し、求婚を断ります。
かぐや姫の要求は容赦がありません。

まじめに品物を探しにいった男のなかには、死者も出ましたし。
要求した品のニセモノを持ってきた男は、
嘘を見破られて、ばっさりと振られます。
上流階級のお金持ちの男達の求婚でも、全て断られたのです。

それから3年が経ちました。
かぐや姫は結婚は断りましたが、帝とは仲良しになり、
歌を送りあう仲までには進展していたようです。が..... 
ある春のこと。夜空を眺めるかぐや姫は、
『今度の8月15日に月に帰らないとなりません』と告げます。
帝はかぐや姫が帰るのを、阻止するために、
2千の兵を差し向けます。が、月の都の使者の前にあっさり敗れます。
そしてかぐや姫を連れて行かれてしまいました。」

(おわり)

ここまでは童話『かぐや姫』です。
かぐや姫の原作の『竹取物語』ではもう少し話は続きます。
そして、この続きの部分こそ、お月見という文化を生み出したのです。
 「月の都のものは、翁にかぐや姫を育ててくれたお礼にと『不死の薬』
を差し出します。
 しかし翁は『今さら不死になりたくもない』といって薬を帝に渡します。
帝も『かぐや姫もいないのに不死になっても仕方がない』といい、天に
一番近い山に薬を捨てるよう部下に命令します。
 そして駿河の国の山の頂きに、薬を捨てられたことからその山は
“富士(不死)の山”と名づけられました」
 …というのが『竹取物語』のお話です。

この8月15日というのは明治初期まで用いられていた
「太陰太陽暦」
今でいう「旧暦」での8月15日です。
つまり、現在の9月中頃のこと。
また、この時期は収穫期でもあり、その収穫祭として
月や団子、それとすすきなどをお供えして、
「豊穣を祝った」という習わしがあったそうな。
この、「豊穣を祝った」と「竹取物語」のお話が混じって、
いつの間にか、「お月見の行事」ができたのです。
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11月17日(日)22:00~23:00公演告知 みるきー舞姫



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Posted by hidesun(英寸) at 23:17│Comments(0)竹取物語
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