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2011年07月08日

ほおずき市


7月9、10の両日、東京都台東区の浅草寺で行われるホオズキの市。


赤く実りかけたホオズキの鉢植えが境内に並べられ、参拝客に販売されます。
ほおずき市は、観音信仰と関連が深い。古来、毎月18日は「仏様と特別なご縁のある日」という意味を込めて「縁日」と呼ばれ、この日に参拝すると、大きな功徳があるとされています。
室町時代以降、これとは別に「功徳日」という縁日が毎月1回新たに設けられ、この日の参拝は何百日、何千日分ものお参りに相当すると言われてきました。特に7月10日は、4万6千日分の参拝効果があるとされており、江戸時代ごろから参拝が盛んになっていきました。また、前日の9日から意気込んだ人々が寺を訪れるようになったことから、9、10日の2日間が4万6千日の縁日とみなされるようになりました。


このような大きな縁日には、必ずと言っていいほど参拝客目当ての市が立ちます。ほおずき市もそんな市の1つだが、ホオズキはもともと、薬草として東京都港区にある愛宕(あたご)神社の千日参りの縁日で売られていました。ホオズキを煎(せん)じてのむと、子どものかんの虫や女性の癪(しゃく)によく効くと言われており、これを参拝土産に持ち帰るのが通例でした。
やがてこれが浅草寺に波及し、愛宕神社をしのぐ活況を呈するようになったのがいまのほおずき市です。千日参りと4万6千日の参拝とが同じような意味を持っていたことや、明治以前の日本では神仏習合の信仰が一般的だったことが、このような市が神社から寺へとすんなり伝わった背景だと考えられています。
ほおずき市は、浅草寺のほか、都内各地の寺社で開かれているが、浅草寺の市が最も有名。毎年200もの露店が境内に軒を連ね、威勢のよいかけ声とともにホオズキの鉢が売られます。ちょうど梅雨が終わりに近づく時期であり、鉢に付けられた風鈴が涼しげに鳴ることから、江戸の夏の風物詩と言われています。

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Posted by hidesun(英寸) at 21:32Comments(0)和の暦