2011年01月18日
イザナミと火の神

【国産み神話の主人公であるイザナギ命とイザナミ命をお祀りしていると言う 淡路国一之宮の伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう) 】
イザナギとイザナミはたくさんの島をつくりはじめました。アワジの島、ツクシの島、イキの島、サドの島などです。
次に、イザナミはたくさんの神さまを生みはじめました。
家や土地の神さま、海の神さま、風や木や山や野の神さま、船の神さま、食べ物の神さまが次々に生まれ、最後に火の神さまが生まれました。
火の神さまの名前は軻遇突智(迦具土神:カグツチ)。
しかし、炎に包まれて生まれてきた火の神を生んだことでイザナミは大やけどを負ってしまい、そのことが原因でとうとう死んでしまいました。
「たった一人の子のために、いとしい人を失ってしまった」
大好きなイザナミが死んでしまったイザナキは悲しみ、大声で泣き続けました。
そうしているうちに、イザナギの心の中にカグツチへの怒(いか)りと憎(にく)しみがフツフツとわきあがってきました。
そして、とうとう腰にさげていた“十握の剣(とつかのつるぎ)”でカグツチを三つに切ってしまったのです。
イザナミを失い我が子さえも殺してしまったイザナギ。その悲しみはいつまでもやむことはありませんでした。
【 Japan Graffiti sakai1574 SIM内神社 : 大神稲荷 】
撮影場所:大神稲荷
Posted by hidesun(英寸) at 21:35│Comments(0)
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