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2011年07月17日

四神

四神(しじん)は、中国の神話、天の四方の方角を司る霊獣・聖獣
四神

東の青竜(せいりゅう)・南の朱雀(すざく)・西の白虎(びゃっこ)・北の玄武(げんぶ)である。五行説にも中央に黄竜(麒麟を据える場合もあります)を加え数を合わせた上で取り入れられています。
四霊獣(龍、鳳凰、麒麟、亀)に数えられているものもいます。
※ 四霊獣
四霊獣(龍、鳳凰、麒麟、亀)は古代中国で、この世の動物たちの長だと考えられた特別な4つの霊獣のことです。この世には魚のように鱗を持つ鱗虫、鳥のように羽を持つ羽虫、獣類のように毛を持つ毛虫、甲殻類のように固い殻や甲羅を持つ甲虫が、それぞれ360種類ずついるとされ、それぞれの軍団の長が、龍、鳳凰、麒麟、亀だといいます。また、四霊獣は瑞獣(縁起の良い獣)であり、戦乱のない平和な時代にだけ出現するとされます。

四神が揃う土地は風水で理想的な地形配置とされ、四神相応といいます。
平安京は、東に川(賀茂川、高野川、鴨川)があり、南に開けた土地があり、西に大きな道があって、北にたくさんの山(まとめて北山という)というように、この四神相応にあたるのです。

青龍
東を守護する聖獣で、姿は通常の龍と変わらなく、青い色をしています。
しかし、古代の壺などに描かれている場合は、頭だけは白や黄色のものもあります。
平安後期の説話集「古今物語集」には、夢殿にこもって聖徳太子の魂だけが青龍に乗って中国に渡り、仏教の経典を取って来たという話があります。対応するのは、色では青、季節では春、青春、五行では木、方位では東、臓器では肝臓、食べ物では酸っぱいもの、環境では川。

朱雀
南を守護する聖獣で、四霊獣の鳳凰のこと。
普通は5色の羽を持つ美しい鳥ですが、江戸時代中期の図鑑『和漢三才図会』では背丈が1m以上で、コウノトリ、ツバメ、ニワトリ、蛇、魚、オシドリ、龍などが混じり合った姿をしているとされています。
天下太平のときだけ出現し、鳥の王のような存在で、飛べば多くの鳥がその後に従って飛ぶといいます。
対応するのは、色では赤、季節では夏、朱夏、五行では火、方位では南、臓器では心臓、食べ物では苦いもの、環境では開けた土地。

白虎
西を守護する聖獣で、白い虎の姿をしています。
江戸時代中期の図鑑『和漢三才図会』では虎が500才になると白虎になるといいます。
白は五行思想で西の他、土も表すため土の精であるという説もあります。
対応するのは、色では白、季節では秋、白秋、五行では金、方位では西、臓器では肺、食べ物では辛いもの、環境では大きな道。

玄武
北を守護する聖獣で、亀と蛇を合成したような姿をしていて、四霊獣の一つとされます。
五行思想で北は黒を表すため玄(黒)、甲羅を背負い防御に長けていることから武と呼ばれます。
古代の壺などではしばしば蛇を体に巻き付けた亀の姿で描かれます。
のちに真武玄天上帝という神になります。
対応するのは、色では黒、季節では冬、玄冬、五行では水、方位では北、臓器では腎臓、食べ物ではしょっぱいもの、環境では山や丘。

【 みるきー舞姫 2011年夏公演 予告編動画 】

四神



● キャプチャソフト : Bandcam / HD youtube 約4分30秒



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Posted by hidesun(英寸) at 21:33│Comments(0)神話
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