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2011年09月01日

能面

能面(のうめん)は、能楽や一部の神楽で用いられる仮面である。伎楽面や舞楽の仮面などの影響を受けている。
能面

鬼神・老人・男・女・霊の5種類に大別される。小面は若い女性を象る。その他多くの能面がある。特に鬼面の一つである般若(はんにゃ)、真蛇(しんじゃ)は有名である。役者の芸と能面作家の腕によって、一つの面から深く様々な表情を見せることができ、仮面劇としての能を今日までも支えている。女面、少年面、青年面は一部を除いて何れも白塗りの厚化粧、引眉で、お歯黒を付けており、これらは何れも、能が成立した時代の習慣を残したものである。なお、『翁』の面は特徴的で、他の能面と異なり、眼が全てくり抜いてあるぼうぼう眉(綿や毛が植えてある)面が口の部分で上下で切り離してあり、後ろのところで結んである(顎が動く) 古式でおおらかな面である。

能面

能面は木(桧が多い)を彫り、彩色して製作するが、この工程を「面を打つ」という。また、顔に付けることを「面を掛ける」という。この場合「面(おもて)」と読み、「能」がつくと「能面(のうめん)」と読む。近年は和紙製の張子面も登場している。なお現在能(亡霊ではなく現在進行形として演じられる形式の能)の成年男性役には能面を用いないで演じられる。しかし役者が顔の表情を作って表現することは禁じられている。この能役者の素顔を「直面(ひためん)」と呼び、その名のとおり自分の素顔を能面と見立てて演ずる。能のワキはすべて現在成年男性であるために直面で演じられている。

能面

【 みるきー舞姫 MOD女陰陽師公演 黒桜の間その1 動画 】第五話


 



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Posted by hidesun(英寸) at 21:03│Comments(0)伝統芸能
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