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2011年11月16日

お守り

お守り(おまもり、御守)とは、狭義の意味では、日本の社寺・境内で参詣人に販売・授与される、紐で口を閉じ吊り下げられるようにした平たく小さい袋型の縁起物。守札のこと。
お守り

通常「お守り」と呼ばれる守札というものがある。よいことがあるように(開運、招福)、あるいは悪いことがおきないように(厄除け、魔除け)と願って持つ。同じ目的を有するいわゆる「お札(ふだ)」は家庭や会社などその場から動かない一種の固定閉鎖空間の加護であるのに対し、「守札」は身に着けて持ち歩くという性質から、個人あるいは動く空間の加護を願うものである。身に着け持ち歩くことが前提であるので、たいていは、根付(ねつけ)のように小さなものから片手の中にすっぽり収められるまでのサイズである。移動する電車や自動車につけるようなものはもう少し大きいこともある。
錦などで作られた袋に、紙・木・布・金属等で出来た内符(神体あるいは経文あるいは白紙など)を入れ、紐でその口を閉じた状態で頒布されている。袋の上端左右の角が落とされているのは絵馬の形と関連があるともいうがはっきりしない。中身は見えないようになっており、紐で閉じるのも、身に着けやすくすると同時に力を持つ存在を中に閉じ込めている意味もある。それを持ち歩いて自身の力を増幅させることで身の回りにある危険を克服するのだという。
だたし、形態はさまざまで、以前はそれほど多くはなかったが、袋状ではなく内符の正面を覗かせるようにして錦で左右から包み、中央を紐で閉じたものも多い。札や経文を敢えて見せることでそれに恐れをなした災いが寄ってこないようにするのだという。
お守り

神社のお守り
内符(いわゆるお守りの中身のこと)は神体で、神の名前や祝詞などを記してある神札、神像やその持ち物や使いをかたどったものなど。
寺のお守り
内符(いわゆるお守りの中身のこと)はその寺の本尊や開祖の御影を象ったものであったり、経文の記された紙片など。密教系の寺であれば密教法具を象ったお守りもある。

お守り

お守りの持ち方
お守りは、肌身離さず持つことが大事。昔の人は首からさげて、胸ポケットにお守りを入れたりしていました。それがいちばん心臓に近い持ち方、つまり命を守ってもらえる持ち方です。お守りに感謝する気持ちを忘れないで、大事に扱いましょう。
また、肌身離さず持つのは難しいから、お財布やポーチに入れておくのもいいと思います。お守り袋には神様の魂が宿っているので、入れる場所はキレイにしおきましょう。
家の中では、に神棚があったら、そこに置くのがおすすめです。神棚がなかったら、本棚などの高い位置に白いハンカチや白い紙をひいてその場を清めてから置きましょう。


タグ :お札守札

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Posted by hidesun(英寸) at 21:14│Comments(0)和文化
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