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2012年10月16日

神無月

神無月(かんなづき、かみなしづき)とは、一般には縁結びの相談のため神々が出雲へ出向くので その地域を鎮護するものがいなくなることからきています。

神無月

出雲大社に全国の神が集まって一年の事を話し合うため、出雲以外には神がいなくなると言われるのは、後付けの中世以降、出雲大社の御師が全国に広めた俗説とされます。また留守神という性格を持つ神も存在し、すべての神が出雲に出向くわけではありません。

神無月

出雲大社に神が集まるのは、一般には縁結びの相談のためとされている。そのため、かつて佐渡には10月の縁談を避ける風習が、北九州では神が出雲に向かう日と帰ってくる日には未婚の男女がお籠りをする風習がありました。
出雲に行くのは大国主神系の国津神だけであるという説や、天照大神を始めとする天津神も出雲に行くという説もあり、この考えと一致するような、「出雲に出向きはするが、対馬の天照神社の天照大神は、神無月に出雲に参集する諸神の最後に参上し、最初に退出する」と言う伝承もあります。

神無月

出雲に祭神(さいじん)が出向いてしまっては、その地域を鎮護(ちんご)するものがいなくなるということから、「留守神」と呼ばれる留守番をする神も考え出されるようになりました。一般に留守神には恵比須神が宛てられ、10月に恵比須を祀る恵比須講を行う地方もあります。
鹿島神宮の祭神は、地震を起こす原因と考えられた「地中に棲む大鯰(おおなまず)」を、押さえつける「要石」を鎮護するものであり、過去において神無月に起きた大地震の幾つかは、鹿島の神が出雲に出向いて留守だったために起きたと伝承されているものがあります。


【 いわし雲 】
鰯の群れのように空に広がる雲。魚の鱗にも似ていることから、鱗雲ともいう。この雲が見られると鰯の群れがやってくるともいう。秋によく見られる。

いわし雲眼下に衝くや古都の鐘  作者 高橋正三

神無月

神無月

大神稲荷神社 
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Posted by hidesun(英寸) at 19:33│Comments(0)和文化
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