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2010年12月30日

和凧


凧は中国が発祥地だと考えられている。中国の凧は昆虫、鳥、その他の獣、そして龍や鳳凰などの伝説上の生き物など様々な形状を模している。現代中国の凧で最上のものは竹の骨組みに絹を張り、その上に手描きの絵や文字などがあしらわれている。日本の伝統的な和凧は竹の骨組みに和紙を張った凧である。長方形の角凧の他、六角形の六角凧、奴(やっこ)が手を広げたような形をしている奴凧など、各地方独特の様々な和凧がある。凧に弓状の「うなり」をつけ、ブンブンと音を鳴らせながら揚げることもある。凧は安定度を増すために、尻尾やしっぽと呼ばれる細長い紙(ビニールの場合もある)をつけることがある。尻尾は、真ん中に1本つける場合と両端に2本つける場合がある。尻尾をつけるとくるくる回ったりふらふらしたりするのを防ぐことができ、真上に揚がるように制御しやすくなる。
凧を「タコ」と呼ぶのは関東の方言で、関西の方言では「イカ」「いかのぼり」(紙鳶とも書く)と呼ばれていた。凧が「タコ」や「イカ」と呼ばれる由来は凧が紙の尾を垂らし空に揚がる姿が、「蛸」や「烏賊」に似ているからという説がある。長崎では凧のことをハタといい、ハタ揚げ大会が開かれる。
凧に関する逸
大凧に乗って名古屋城の金鯱を盗もうとした盗賊の話が知られている。この話は江戸時代に実在した柿木金助という盗賊がモデルになっている。実際には柿木金助は名古屋城の土蔵に押し入ったに過ぎないが、1783年に上演された芝居『傾城黄金鯱』によって金鯱泥棒として世に知られるようになった。

神社画像【堺 大神稲荷】

◆ 今年撮影・編集した動画 ◆

2-FILTERS 5-SPACES
撮影時期: 2010年9月
  


Posted by hidesun(英寸) at 23:36Comments(0)和文化