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2012年02月06日

桃太郎

桃太郎(ももたろう)は、日本のおとぎ話の一つ。
「桃太郎」が、お婆さんから黍団子(きびだんご)を貰って、イヌ、サル、キジを従えて、鬼ヶ島まで鬼を退治しに行く物語。


ゆかりの地とされる場所は全国にある。その中でも岡山県は桃太郎作中の「黍団子」と同音の江戸時代の地元土産品「吉備団子」をつなげさせるなど、全県を挙げての宣伝活動からゆかりの地として全国的に有名になったが、「吉備団子」と作中の「黍団子」との関係は証明されていない。


解釈

上流から流れてきた桃を食べて老夫婦が若返ったというくだりには、道教やさまざまな神話が影響しているとみられる。『山海経』や西王母伝説、あるいは日本神話のイザナギの神産み#黄泉の国にみられるように、桃は邪気を祓い不老不死の力を与える霊薬である果実とされている。また、山奥に住む仙人にも桃は欠かせない存在である。桃太郎を齎した桃は、こうした力のある桃が山から流れて来たものとも考えられる。世界的には霊力のある植物は桃とは限らず、古くはギルガメシュ叙事詩での不死の薬草、旧約聖書の『創世記』における生命の樹と知恵の樹、田道間守の非時香菓(ときじくのかぐのこのみ、橘の実とされる)や徐福伝説の神仙薬などが挙げられる。桃太郎の対的説話としては瓜から生まれた瓜子姫が指摘され、沖縄県久高島には黄金の瓜から生まれた男子が後の琉球王(西威王とされる)となったという伝説のバリエーションもある。
桃である理由は、桃は大昔より数少ない果物であり、匂いや味、薬用性および花の美しさがそろい、紅い小さな花と豊潤な果実を付けるところが不老不死のイメージにぴったりであり、人に利益を与え死の反対の生のシンボルを思わせ、その中でも特に桃の実が柔らかくみずみずしく産毛、筋目から命の源の女性器に似ているからであり、そのイメージには邪悪な鬼を退散させる力を感じさせるからであろう。
その桃にしても延喜式(927年)において、鬼の追難の儀式(鬼払い)に桃の木で製作した弓を使用したと記述があり、源流の中国の文献にも春秋左氏伝(BC480年)の昭公4年(BC538年)に-桃弧(とうこ)、棘矢(しや)、以って其災を除く。-の記録があり、桃の木製の弓、棘のある木で矢を作り鬼等の悪霊のたぐいを追い払えると信じられてきた。これもまた桃の持つ霊力を暗に象徴している、とも言える。



鬼は、風水では丑と寅の間の方角(北東)である「鬼門」からやって来ると考えられていることから、敵役である鬼が牛のような角を生やし、虎の腰巻きを履いているのも、風水の思想によるという解釈もある。

猿・雉・犬
桃太郎は「鬼門」の鬼に対抗して、「裏鬼門」に位置する動物(申(サル)、酉(キジ)、戌(イヌ))を率いた、という解釈がある(曲亭馬琴「燕石雑志」など)。しかし丑と寅(艮・ウシトラ)の逆の方位に当たるのは、未(ヒツジ)と申(坤・ヒツジサル)であり、申、酉、戌ではなく、この解釈には多少無理があるため、率いている動物には別の意味があるともされる。
陰陽五行説では桃、申(サル)、酉(キジ)、戌(イヌ)はどれも金を意味する。
儒教的解釈では、サルは智、キジは勇、イヌは仁を表すともされている。
吉備津神社縁起物語によると、吉備津彦命が、犬飼部の犬飼健命(いぬかいたけるのみこと)、猿飼部の楽々森彦命(ささもりひこのみこと)、鳥飼部の留玉臣命(とめたまおみのみこと)という三人の家来と共に、鬼ノ城に住む「鬼」である温羅(うら)を倒したとされているが、この家来たちを桃太郎の逸話に置き換えると「犬飼健=犬」「楽々森彦=猿」「留玉臣= 雉」となるとする説がある。



堺SIM 大神稲荷神社 場所
http://slurl.com/secondlife/JAPAN%20GRAFFITI%20Sakai1574/150/122/33

  


Posted by hidesun(英寸) at 20:21Comments(0)おとぎ話