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2012年02月15日

団子

団子(だんご)は、米などの穀物の粉に水やお湯を加えてこねて、蒸したり茹でたりしてできた餅を小さくまるめた菓子。


【 歴史 】
団子の由来については、諸説がある。通説によれば、遣唐使が日本に持ち帰ったとされる8種の唐菓子(八種唐菓子)の1つである団喜(だんき、「歓喜団」とも)が由来とされている。その一方で柳田国男は神饌の1つである粢(しとぎ)を丸くしたものが団子の原型でありで「団子」の名称は後世になってから類似の唐菓子の名前が当てはめられたものに過ぎないとしている。
「団子」の名称は平安時代に書かれた『新猿楽記』に登場したのが最古のものであり、一方鎌倉時代後期に書かれた『厨事類記』に記された唐菓子の団喜の形態は今日の団子に近い。南北朝時代に書かれた『拾芥抄』には八種唐菓子として団喜に代わって「団子(だんす)」が登場している。また、ほぼ同時代の『沙石集』や『庭訓往来』にも「団子」の語が登場する。



室町時代になると、「団子」を「だんご」と読むようになり、竹の串に通したものが登場する。宇津ノ谷峠の十団子や京の御手洗団子が登場したのもこの時代と言われている。江戸時代になると、都市部や街道筋では甘味付きの団子が作られ、庶民の茶席や行楽の御供としても愛好された。その一方で農村部では主食の代用品や非常食として食べられるなど、その意味合いは異なるものがあった。



今日では「だんご」という呼び名が広く定着しているが、地方によっては「だんす」(東北地方など)、「あんぶ」(新潟県など)、「おまる」(滋賀県・四国地方など)など様々な呼称がある。
古くは焼団子や団子汁の形で主食の代用品として食せられ、材料も粒食が出来ない砕米や屑米や粃、雑穀の場合は大麦・小麦・粟・キビ・ヒエ・ソバ・トウモロコシ・小豆・サツマイモ・栃の実などを挽割あるいは製粉したものを用いて団子を作った。今日でも地方によっては小麦粉や黍(きび)粉などで作った米以外の団子を見ることが可能である。



団子と餅の違いについては、「団子は粉から作るが、餅は粒を蒸してから作る」「団子はうるち米の粉を使うが、餅は餅米を使う」「餅は祝儀に用い、団子は仏事に用いる」など様々な言われがあるが、粉から用いる餅料理(柏餅・桜餅)の存在や、ハレの日の儀式に団子を用いる地方、団子と餅を同一呼称で用いたり団子を餅の一種扱いにしたりする地方もあり、両者を明確に区別する定義を定めるのは困難である。



【 色々な団子 】

月見だんご
十五夜に月に供える団子。団子粉で作った丸い形のもので団子をピラミッド状に重ねたものや、関西で多くみられる細長い団子に餡を巻いて「芋名月」にお供えする「衣被(きぬかつぎ)」(里芋の子の小芋を皮付きのまま蒸したもの)を模したものがある。

花見だんご
花見のときに食べる。通常、三色団子が用いられる。本来メインである花見よりその際に食べる団子(それに付随する酒宴)に興味を持つ様に由来する、「花より団子」のことわざがある。

よもぎ団子(草団子)
草餅のように、すりつぶしたヨモギを加えてこねた団子。きな粉や砂糖、小豆餡をつけて食べる。
白玉団子 - 白玉粉で作った団子。主に汁粉やみつまめ等に入れる用途で使われる。

みたらし団子
全国的に一般には、甘味を付けていない団子3–5個を串に刺し、少しあぶり焼きにして、砂糖醤油の葛餡をかけたもの。岐阜県飛騨地方では、白い団子の串団子に、砂糖の入っていない醤油をつけてから、あぶり焼きにしたもの。

吉備団子(きび団子)
キビで作った団子。おとぎ話の『桃太郎』にておばあさんが作り、桃太郎に持たせたものは「黍団子」でありこれとは異なる。



堺SIM 大神稲荷神社 場所
http://slurl.com/secondlife/JAPAN%20GRAFFITI%20Sakai1574/150/122/33


  


Posted by hidesun(英寸) at 20:32Comments(0)和菓子