
2013年01月16日
閻魔
今日1月16日は、新年季語に「薮入」「閻魔詣」「念仏の口明」等があります。
「閻魔詣」: 閻魔王の縁日に参詣すること。正月のものは特に「初閻魔」と言いいます。
仏教では1月16日と7月16日を「閻魔賽日」とし、地獄の釜のふたが開いて鬼も亡者も休む日とされ、そのためこの日に寺院の閻魔堂にお参りします。

日本仏教においては地蔵菩薩と同一の存在と解され、地蔵菩薩の化身ともされています。
後に閻魔の本地とされる地蔵菩薩は奈良時代には『地蔵十輪経』によって伝来していたが、現世利益優先の当時の世相のもとでは普及しませんでした。
平安時代になって末法思想が蔓延するにしたがい源信らによって平安初期には貴族、平安後期には一般民衆と広く布教されるようになり、鎌倉初期には預修十王生七経から更なる偽経の『地蔵菩薩発心因縁十王経』が生み出されました。
これにより閻魔の本地が地蔵菩薩であるといわれ、閻魔王のみならず十王信仰も普及するようになりました。
嘘をついた者は、地獄で閻魔に舌を引き抜かれる刑に処されるという俗説があり、子供を叱る際に使われました。
またむかし和釘を引き抜くのに使われた、やっとこ形の釘抜きを「えんま」と称しました。

1月16日と7月16日は、閻魔王の休日です。この日は奉公人も仕事を休んで実家に帰れる藪入りとなりました。
1月16日は初閻魔/閻魔賽日として閻魔の縁日となります。

大神稲荷神社
「閻魔詣」: 閻魔王の縁日に参詣すること。正月のものは特に「初閻魔」と言いいます。
仏教では1月16日と7月16日を「閻魔賽日」とし、地獄の釜のふたが開いて鬼も亡者も休む日とされ、そのためこの日に寺院の閻魔堂にお参りします。

日本仏教においては地蔵菩薩と同一の存在と解され、地蔵菩薩の化身ともされています。
後に閻魔の本地とされる地蔵菩薩は奈良時代には『地蔵十輪経』によって伝来していたが、現世利益優先の当時の世相のもとでは普及しませんでした。
平安時代になって末法思想が蔓延するにしたがい源信らによって平安初期には貴族、平安後期には一般民衆と広く布教されるようになり、鎌倉初期には預修十王生七経から更なる偽経の『地蔵菩薩発心因縁十王経』が生み出されました。
これにより閻魔の本地が地蔵菩薩であるといわれ、閻魔王のみならず十王信仰も普及するようになりました。
嘘をついた者は、地獄で閻魔に舌を引き抜かれる刑に処されるという俗説があり、子供を叱る際に使われました。
またむかし和釘を引き抜くのに使われた、やっとこ形の釘抜きを「えんま」と称しました。

1月16日と7月16日は、閻魔王の休日です。この日は奉公人も仕事を休んで実家に帰れる藪入りとなりました。
1月16日は初閻魔/閻魔賽日として閻魔の縁日となります。

大神稲荷神社