
2012年01月24日
八犬伝(伏姫)
伏姫

【 大神画像 フセヒメ 】
里見義実の娘。八犬士の象徴的な母。
母は真里谷入道静蓮の娘・五十子(いさらご)。作中の嘉吉2年(1442年)夏、三伏の頃に生まれたため伏姫と名づけられた。3歳まで泣きも笑いもせず言葉も発しなかったが、母とともに洲崎明神の役行者の岩窟に参拝した帰り道に、仙翁(役行者)に仁義八行の数珠を与えられ、以後は健やかに美しく成長した。
伏姫16歳の秋、飢饉に乗じて安西景連が里見領に攻め込む。落城の危機に瀕した父は、敵将の首を取ってきた者に伏姫を与えると言う。八房はこれを実行し、約束の履行を求めた。このとき「伏姫」の名は「人にして犬に従う」意の名詮自性であることが明らかにされる。伏姫は父に君主が約束を違えることの不可を説くとともに、仁義八行の玉の文字が「如是畜生発菩提心」に変化していることを示し、富山に伴われる。

富山では法華経を読経する日々を送り、八房に肉体を許すことはなかったが、翌年、山中で出遭った仙童から、八房が玉梓の呪詛を負っていたこと、読経の功徳によりその怨念は解消されたものの、八房の気を受けて八人の子の「種子」を宿したこと、さらにそれらが世に出るときに父と夫に出会うことを告げられる。伏姫は犬の子を産む恥に耐えられず入水を図ったが、おりしも伏姫奪回のために富山に入った金碗大輔による銃撃の誤射を受け負傷。折りしも里見義実も富山に導かれ、父と「夫」(義実に大輔と伏姫を娶わせる意思はあったが、婚約していたわけではない)の前で割腹し、胎内に犬の子がないことを証した。その傷口から流れ出た白気は姫の数珠を空中に運び、仁義八行の文字が記された八つの大玉を飛散させる。伏姫は安堵して死んだ。長禄2年(1458年)秋、享年17。
死後は「伏姫神」となってしばしば登場し、犬士たちと里見家に加護を与える。特に、危機に瀕していた犬江親兵衛は「神隠し」によって救い出し、手許に引き取って育てていた。
【 八犬伝登場人物wiki 】

【 大神稲荷神社 】 場所

【 大神画像 フセヒメ 】
里見義実の娘。八犬士の象徴的な母。
母は真里谷入道静蓮の娘・五十子(いさらご)。作中の嘉吉2年(1442年)夏、三伏の頃に生まれたため伏姫と名づけられた。3歳まで泣きも笑いもせず言葉も発しなかったが、母とともに洲崎明神の役行者の岩窟に参拝した帰り道に、仙翁(役行者)に仁義八行の数珠を与えられ、以後は健やかに美しく成長した。
伏姫16歳の秋、飢饉に乗じて安西景連が里見領に攻め込む。落城の危機に瀕した父は、敵将の首を取ってきた者に伏姫を与えると言う。八房はこれを実行し、約束の履行を求めた。このとき「伏姫」の名は「人にして犬に従う」意の名詮自性であることが明らかにされる。伏姫は父に君主が約束を違えることの不可を説くとともに、仁義八行の玉の文字が「如是畜生発菩提心」に変化していることを示し、富山に伴われる。

富山では法華経を読経する日々を送り、八房に肉体を許すことはなかったが、翌年、山中で出遭った仙童から、八房が玉梓の呪詛を負っていたこと、読経の功徳によりその怨念は解消されたものの、八房の気を受けて八人の子の「種子」を宿したこと、さらにそれらが世に出るときに父と夫に出会うことを告げられる。伏姫は犬の子を産む恥に耐えられず入水を図ったが、おりしも伏姫奪回のために富山に入った金碗大輔による銃撃の誤射を受け負傷。折りしも里見義実も富山に導かれ、父と「夫」(義実に大輔と伏姫を娶わせる意思はあったが、婚約していたわけではない)の前で割腹し、胎内に犬の子がないことを証した。その傷口から流れ出た白気は姫の数珠を空中に運び、仁義八行の文字が記された八つの大玉を飛散させる。伏姫は安堵して死んだ。長禄2年(1458年)秋、享年17。
死後は「伏姫神」となってしばしば登場し、犬士たちと里見家に加護を与える。特に、危機に瀕していた犬江親兵衛は「神隠し」によって救い出し、手許に引き取って育てていた。
【 八犬伝登場人物wiki 】

【 大神稲荷神社 】 場所