ソラマメブログ › 【 黒衣 】 › 2011年08月15日

  

Posted by at

2011年08月15日

MOD女陰陽師 「竹林の間」



みるきー舞姫(第二回目)の公演の日は、今週末 8月21日(日)22:00となります。

平安時代、その妖しき時代をモチーフに、日本神話と陰陽師を織り交ぜながら白蛇の間、火龍の間、蒼水の間、竹林の間、黒桜の間、それぞれオムニバス方式でお送りします。

『 竹林の間の紹介 』


第一回目公演より会場の重さ対策と鑑賞し易さ向上を目的に下記の変更があります。

◆ 字幕HUDの廃止
・・・ 地上パンフレッド配布、ステージ中空字幕パネル表示に変更です。
◆ 回転客席の廃止
・・・ 客席は西向き固定にしました。ステージが見易くなってます。
◆ ステージ位置変更
・・・ 鑑賞し易さ改善のため中心にあったステージを西側へ移動しました。
◆ お客席待合内装変更
・・・ 各階のステージSSをパネル表示、開演前に演目内容を確認できます。
◆ 地上テレポーター
・・・ 下記の画像にありますようシンプルな感じにモデルチェンジしました。

※ 詳細は、こちら

【 みるきー舞姫 2011年夏公演 予告動画 】



地図はこちら  


Posted by hidesun(英寸) at 21:39Comments(0)みるきー舞姫

2011年08月15日

八百万の神々

日本人は無宗教だと言われていますが、それは現代の話であって、仏教やキリスト教が入ってくるまでは、一般的に神道という宗教が信じられていました。正確に言うと、信じられていたのではなく、そう考えるのが当たり前だったと言った方が的確でしょう。その神道の主人公達であるのが、無数の神々、俗に八百万(やおよろず)の神と呼ばれる神様達です。神道における神とは、信仰や畏怖の対象です。「八百万の神」と言う場合の「八百万」は数が多いことの例えをいいます。


【 日本の神 】
神様と一端に言っても、神道の神はとくに個性的でそれ自体が山や海、火や水、土や金属を現している場合も少なくありません。では、なぜ、このように多くの神々が生まれたのでしょうか?
四季の変化、緑豊かな自然に恵まれた風土に生きてきた日本人は、地上の森羅万象は、神々によって生み出され、神々が司っていると考えてきました。そのもっとも素朴な形態は、山や森、岩や水などの自然物がに精霊が宿ると信じてきた、自然物崇拝のアニミズムなのです。やがて、山や森に宿る精霊は、どこからやって来るどういう存在なのかを人々が知ろうとするようになります。そうして、名もない精霊は『神』として意識され、人間の生活に直接関係するようになり、八百万の神として発展したのです。
地上の森羅万象を司る神は、いたるところに存在しますが、肉体には備わらず、目には見えない、得体の知れない存在です。それゆえに、神は自分から姿を現すことなく、やたらに自己を主張することもないと考えられ、常に沈黙して語らず、人間に対して何かを要求したり、いかに生きるべきかという教義を垂れることはないのです。
日本の神というのは、その存在の仕方も機能も、自由自在で多彩です。それは唯一絶対神(ユダヤ教のヤハウェのようなもの)のいないことによる自由さと開放性といってもいいかもしれません。普段、八百万の神と言ってひとまとめに呼んでいる神々も、ここの世界に焦点を当ててみると、その経歴も活動ぶりもさまざまです。有力な神に従属すると言ったことはなく、それぞれ独自な神としての個々を発揮しています。

【 天津神と国津神 】
高天原に住む神と天孫に従って天降った神を天津神、天孫降臨の前から国土に生じていた神(土着の神)を国津神といいます。天照大神は天津神の代表格、大国主神は国津神の代表格です。
天津神は、伊弉諾尊、伊弉冉尊の子孫であり、国津神は日本の地に元々住んでいた地方神となります。
「天津神 」
別天津神
造化の三神(天之御中主神、タカミムスビ、カミムスビ)/ 神世七代 / 国之常立神、イザナギ、イザナミなど / 三貴神(アマテラス・ツクヨミ・スサノオ)など

「国津神」
大国主 / 大国主の御子神(アヂスキタカヒコネ、事代主、建御名方神)など / 椎根津彦

【 千と千尋の神隠し 】
「千と千尋の神隠し」にも、湯婆婆が経営する温泉旅館たくさんの八百万の神々が体を休めにやってきていました。古代の日本人は、山、川、巨石、動物、植物といった自然物や、火、雨、風、雷などといった自然現象のなかに「神」が宿ってると考え、常に信仰の対象にしていました。そして、日本は「森の国」と言っても過言ではないほど森の多い国です。日本の国土のうち約7割が森で、例えば森に囲まれているイメージの強いカナダでさえ約5割、アメリカに至っては3割程度なのです。このように日本人の生活と隣り合わせあった森は常に信仰の対象だったのです。しかし、自然は人々に恩恵をもたらすとともに、時には人に危害を及ぼすため、人々はこれを神の「祟り」と呼んで恐れていました。つまり、八百万の神とは、信仰の対象でありながら恐怖の対象でもあったわけです。


【 みるきー舞姫 2011年夏公演 告知動画 】


地図はこちら  


Posted by hidesun(英寸) at 19:19Comments(0)神話