ソラマメブログ › 【 黒衣 】 › 2012年11月16日

  

Posted by at

2012年11月16日

埋み火(うずみび)

炉や火鉢などの灰にうずめた炭火



炭を燃やして暖をとっていた頃は、火種を絶やさないために炭を消さず、灰の中に埋めておきました。
それを「埋み火」「埋け火(いけび)」「「いけ炭」といいます。冷え冷えとした空気を、ほんのりと和らげてくれたことでしょう。


【 埋火のあたりは春の心地して 散りくる雪を花とこそ見れ 】

暖かい埋火のあたりは春の心地がして 散ってくる雪を花と見ている。





【 埋火も消ゆや涙の烹ゆる音 】

個人をしのんで埋火の傍に座っていると、涙が止まらない。その涙が埋火に入ってじゅっと煮える音がする。




JAPAN GRAFFITI Sakai1574 SIM 東高台の神社【 大神稲荷神社 】
http://slurl.com/secondlife/JAPAN%20GRAFFITI%20Sakai1574/150/122/33  


Posted by hidesun(英寸) at 20:07Comments(0)和文化